第77回(2026年)獣医師国家試験合格発表の結果を分析

2026年 第77回獣医師国家試験合格発表

新卒合格率ランキングを全17大学掲載|Meg獣医師国試予備校が読む今年の特徴

2026年3月11日、第77回獣医師国家試験の合格発表が行われました。今回の試験は2026年2月17日・18日に実施され、受験者1,433人のうち980人が合格、全体合格率は68.4%でした。新卒は1,006人中844人が合格し83.9%、既卒は413人中134人が合格し32.4%となっています。

今年の結果を読むうえで最も重要なのは、新卒と既卒の差です。新卒83.9%に対して既卒32.4%という差は非常に大きく、獣医師国家試験が「在学中の学習の流れを維持できるかどうか」で大きく結果が分かれる試験であることを示しています。

Meg獣医師国試予備校では、今回の合格発表を単なる速報としてではなく、2027年受験に向けた戦略を考える材料として見ることが重要だと考えています。特に今年は、新卒がほぼ例年並みの水準を維持した一方で、既卒がかなり苦戦した回と整理できます。

第77回獣医師国家試験の概要

第77回獣医師国家試験は、北海道、東京都、福岡県の全国3会場で実施されました。試験科目は必須問題50問、学説問題160問、実地問題120問の計330問で構成され、合格発表は2026年3月11日午前10時に公表されました。

受験者数 1,433人

合格者数 980人

全体合格率 68.4%

新卒合格率 83.9%

既卒合格率 32.4%

過去5回の推移から見る今年の位置づけ

過去5回の全体合格率は、第73回80.3%、第74回69.9%、第75回72.7%、第76回71.9%、そして今回第77回が68.4%でした。近年5回の中でも、今年の全体合格率は低い水準に入ります。

一方で、新卒合格率は83.9%で、前年83.8%とほぼ同水準でした。対して既卒合格率は32.4%で、前年40.6%から大きく下がっています。したがって、今年の特徴は「新卒は例年並み、既卒は大きく苦戦」とまとめるのが適切です。

2026年 新卒合格率ランキング【全17大学・率順】

順位 大学名 受験者数 合格者数 合格率
1位 北里大学 109人 101人 92.7%
2位 岐阜大学 27人 25人 92.6%
3位 岩手大学 28人 25人 89.3%
4位 大阪公立大学 44人 39人 88.6%
5位 日本獣医生命科学大学 71人 62人 87.3%
6位 山口大学 31人 27人 87.1%
7位 麻布大学 139人 120人 86.3%
8位 東京農工大学 35人 30人 85.7%
9位 酪農学園大学 101人 86人 85.1%
10位 鳥取大学 38人 32人 84.2%
11位 東京大学 27人 22人 81.5%
12位 帯広畜産大学 37人 30人 81.1%
13位 北海道大学 44人 35人 79.5%
14位 鹿児島大学 29人 23人 79.3%
15位 岡山理科大学 109人 86人 78.9%
16位 日本大学 110人 84人 76.4%
17位 宮崎大学 27人 17人 63.0%

今年の結果で注目したい3つの点

1.上位校の水準が非常に高い

1位の北里大学92.7%、2位の岐阜大学92.6%はともに9割超で、3位の岩手大学89.3%、4位の大阪公立大学88.6%、5位の日本獣医生命科学大学87.3%まで含めると、上位層はかなり高い完成度で新卒受験生を送り出していることが分かります。

2.受験者数の多い大学の中で麻布大学の存在感が大きい

麻布大学は新卒受験者139人、合格者120人、合格率86.3%で、率だけでなく合格者数でも大きな実績を示しました。北里大学も受験109人で101人合格ですから、受験者規模が大きい中で高率を維持している大学はやはり強いといえます。

3.既卒の厳しさがいっそう鮮明になった

既卒合格率32.4%は、新卒83.9%と比べて51.5ポイント低く、前年既卒40.6%からも大きく下がっています。今年の数字は、既卒生にとって学習設計の見直しが不可欠であることを示しています。

なぜ既卒はここまで苦戦しやすいのか

獣医師国家試験は、範囲が広いだけでなく、基礎、病理、臨床、公衆衛生などを横断して問われる試験です。そのため、知識を単発で覚えているだけでは得点が安定しません。在学中は講義、実習、模試、周囲の受験空気によって学習が前に進みますが、既卒になるとそれを自力で再構築しなければならなくなります。

特に危険なのは、「去年も勉強したから大丈夫」という感覚です。実際には、既卒生ほど学習の偏りが固定化しやすく、できる科目ばかり回して苦手分野が後回しになりやすい傾向があります。今年の既卒合格率32.4%という数字は、そうした構造的問題の大きさを表していると読めます。

Meg獣医師国試予備校が考える合格戦略

Meg獣医師国試予備校では、獣医師国家試験対策は「量」より先に「設計」が必要だと考えています。

新卒生に必要なのは、大学の進度に合わせながらも、国家試験の出題基準で知識を整理し直すことです。普段の授業理解と国家試験本番の得点は似ているようで異なるため、早い段階から「国試ではどう問われるか」を意識する必要があります。

既卒生に必要なのは、まず現在地の可視化です。どこが抜けているか、どの分野が反復不足か、どこで得点を落としているかを洗い出さないまま勉強量だけ増やしても、合格には近づきにくいからです。今年のように既卒が苦戦した年ほど、個別最適化された学習管理の重要性は高いといえます。

Meg獣医師国試予備校では、出題基準ベースでの再設計、弱点管理の外部化、そしてマンツーマンでの軌道修正を重視しています。既卒生はもちろん、現役生でも「大学の勉強はしているが、国試になると不安がある」という方には、この設計の差が非常に大きく効いてきます。

まとめ

第77回獣医師国家試験は、全体合格率68.4%、新卒83.9%、既卒32.4%という結果でした。今年は新卒がほぼ例年並みだった一方、既卒が大きく苦戦した回だったと整理できます。大学別の新卒合格率では、北里大学、岐阜大学、岩手大学が上位となり、上位校では9割前後の高い水準が見られました。

獣医師国家試験は、単なる暗記量ではなく、どの知識を、どの順番で、どうつなげるかで結果が変わる試験です。だからこそ、不合格だったあとに同じ勉強を繰り返すのではなく、学習の組み立て方そのものを変える必要があります。

Meg獣医師国試予備校では、既卒生・再受験生・現役生それぞれに合わせて、合格から逆算した学習設計を行っています。2027年の獣医師国家試験に向けて、何から手をつけるべきか迷っている方は、ぜひ早めにご相談ください。

Meg獣医師国試予備校では、既卒生・再受験生・現役生それぞれに合わせた個別指導を行っています。

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