第77回獣医師国家試験の問題解説 学説問題B 問39

学説B・問39

学説B|問39
正答:5
問題:犬の膵外分泌不全に関する記述として最も適当なのはどれか。
選択肢
先天性疾患である。
食欲低下が主徴である。
血中コバラミン濃度が上昇する。
血中アミラーゼ活性測定は診断感度と特異度が高い。
生涯にわたる膵消化酵素製剤の投与が必要となる。 ✓ 正答
解説
1.膵外分泌不全の多くは後天性で、先天性は極めてまれです。

2.典型的な症状は多食にもかかわらず体重が減少することです。消化吸収不良による栄養不足から、食欲が亢進します。

3.内因子の不足や腸内細菌の異常増殖により血中コバラミン濃度が低下します。

4.アミラーゼは他の影響もうけるため、アミラーゼのみで診断することは難しいです。診断には血中トリプシン用免疫反応(TLI)測定が信頼度が高い検査です。

5.膵外分泌不全は回復しないので、消化酵素を補充することは生涯継続が必要です。