獣医学部2年生の勉強法|解剖・生理・生化学をつなぐ進級対策

Meg獣医師国試予備校|獣医学部2年生の勉強法

この記事の結論
獣医学部2年生の学習では、名称を覚えるだけでなく、構造・機能・代謝を関連づけることが大切です。履修中の解剖学・生理学・生化学などを同じテーマで整理し、動物種による違いも確認しましょう。配当科目は大学や入学年度によって異なるため、自分のシラバスを起点に進めます。

制度・数値の確認日:2026年10月30日(全国大学獣医学関係代表者協議会・農林水産省などの公表資料、当校受講料ページ)。学習計画・会話・計算例は、学習方法を説明するための提案例・架空例です。

暗記量が増えたら、整理の単位を変える

科目ごとに語句を別々に覚えると、同じ臓器が出てきても関連が見えにくくなります。授業で扱った臓器や働きを一つ選び、「どこにあるか」「何をしているか」「何に調節されるか」を同じ用紙に整理しましょう。履修していない細部まで広げず、授業の到達目標に必要な関係から始めます。

一枚にまとめること自体が目的ではありません。資料を閉じて説明したときに途切れる場所を見つけ、必要な科目に戻るための道具として使います。きれいな図の清書に時間がかかるなら、配布資料への書き込みと短い説明で代用しても構いません。

解剖・生理・生化学を同じテーマでつなぐ

【説明用の架空例】循環をテーマにした整理

心臓や血管の構造 → 血液が流れる方向 → 圧と流れの関係 → 働きを支えるエネルギー、という順に関連を確認します。整理の仕方を示す例で、個別の疾患の診断や治療の手順ではありません。分からない関係は、教員の資料と図に戻って確かめます。

「生理が苦手」と感じるときも、原因が用語、グラフ、計算、前提となる構造のどこにあるかで対処が変わります。グラフなら軸の名称・単位・条件を読み、何を変えると何が変わるかを言葉にしましょう。計算なら、式の意味と使える条件を確認してから数値を入れます。

受験生:解剖も生理も覚えていますが、一緒に考えられません。

講師:今学んでいる臓器を一つ選び、構造から働きまで話してみましょう。名称は出るのに「なぜその働きになるか」が説明できないなら、そこが復習するポイントです。

※学習相談を想定した会話例です。実際の受講者の体験談ではありません。

動物種の違いは、共通点と相違点を分ける

獣医学では複数の動物種を扱うため、ある動物で学んだ特徴を他の動物にそのまま当てはめないよう注意が必要です。比較するときは、対象動物、構造や働き、共通点、違い、確認した資料の欄を作ります。最初から全動物を網羅せず、今の授業で比較している範囲を優先しましょう。

図や標本で学んだ内容も、見る方向や切り口が変わると分からなくなることがあります。一枚の図の位置で覚えるだけでなく、隣接する構造や特徴を手がかりに説明できるかを確かめます。種差を含む細かい事項を生成AIに尋ねた場合は、その回答を確定情報とせず、大学の教材で裏づけてください。

実習は予習・観察・復習の3段階で進める

実習前は到達目標と安全上の注意を読み、見つける構造や確認する事項を整理します。実習中は見えた事実と自分の解釈を区別し、分からないときは担当教員の指示に従います。動物・標本・薬品・機器の扱いは、授業の規則と指導体制が最優先です。

実習後は疑問を少数に絞り、講義内容と結びつけて復習します。写真や記録の保存・共有には大学のルールがあるため、撮影の可否や外部サービスへの入力の可否を確認しましょう。実習を受けたことだけで理解したと判断せず、別の図や問題でも説明できるかを確かめます。

基礎科目のつまずきと補強方法
困っていること 確認する点 次の行動
名称だけ覚えてしまう 位置・周囲・働き 図を隠して関係を説明する
科目が別々に感じる 同じ臓器や機能の接点 構造→機能→代謝の順で整理する
動物種を混同する 対象と比較の条件 共通点・相違点を同じ表にまとめる
グラフが読めない 軸・単位・変えた条件 変化を短い文で説明する

定期試験に向けた週間計画と弱点の補強

週の前半に構造、後半に機能と関連事項、週末に両方を使う基本問題を置くなど、同じテーマを少しずつ往復する計画が考えられます。実習やレポートの多い週は新しい課題を減らし、誤答の再確認を残します。各科目を完全に終えてから関連科目に進む必要はありません。

  1. 今の授業から、関連づけるテーマを一つ選ぶ。
  2. 構造・機能・関連する代謝を確認する。
  3. 実習や基本問題で使い、止まる箇所を記録する。
  4. 週末に資料なしで説明し、残った弱点を補う。

小テストや返却された結果を使い、誤りを「名称の取り違え」「関係の理解不足」「条件の見落とし」に分けて次週の課題に反映します。解剖・病理などの前期試験対策は前期試験・進級対策の記事でも紹介しています。Megでは説明を聞きながら、解剖に戻るべきか、生理の仕組みを整理すべきかを個別に判断し、進級・卒業試験対策コースで大学の授業に沿って指導します。

まとめ

  • 科目別ではなく、臓器や働きなど共通のテーマで整理する。
  • 構造→機能→代謝の順に関係をつなぎ、資料を閉じて説明する。
  • 動物種は共通点と相違点を同じ表で比較する。
  • 実習は予習・観察・復習に分け、記録の扱いは大学の規則に従う。

確認テスト|10問

各設問を押すと解答・解説が開きます。本文の要点を確かめるセルフチェックで、大学の成績評価や国家試験の実際の設問ではありません。

問1.科目をつなぐ整理の起点は?

解答・解説:授業で扱った臓器や働きなど、共通のテーマです。

問2.図の清書だけが学習の目的?

解答・解説:いいえ。説明が止まる場所を見つけるために使います。

問3.構造の次に確認することは?

解答・解説:機能や調節、関連する代謝です。

問4.グラフを読むとき最初に確認するのは?

解答・解説:軸、単位、条件です。

問5.ある動物種の特徴を別の種にそのまま使える?

解答・解説:対象と種差を確認する必要があります。

問6.比較表に残す内容は?

解答・解説:対象、共通点、相違点、確認した資料です。

問7.実習前に読むものは?

解答・解説:到達目標、安全上の注意、担当教員の案内です。

問8.観察した事実と何を分ける?

解答・解説:自分の解釈を分けます。

問9.実習後の理解の確かめ方は?

解答・解説:別の図や問題でも関係を説明できるかを確認します。

問10.誤答を次週の計画に生かすには?

解答・解説:名称・関係・条件など原因別に分けて課題にします。

よくある質問

Q. 2年生はどの科目が一番重要ですか?

A. 配当と進級条件は大学によって異なります。履修中の科目と前提知識を確認し、理解が止まる範囲を優先します。

Q. 解剖学は暗記だけでよいですか?

A. 名称に加え、位置や隣接関係、機能とのつながりを説明する練習が役立ちます。

Q. 動物種ごとにノートを分けるべきですか?

A. 共通事項と種ごとの違いが追える方法を選びます。比較が必要な範囲は同じ表に並べると確認しやすくなります。

Q. 実習の写真は自由に共有できますか?

A. 大学の撮影・保存・共有の規則に従います。許可のない外部サービスへの入力は避けてください。

Q. 基礎科目だけの指導も受けられますか?

A. Megでは特定の苦手科目についても相談できます。履修内容と前提知識を確認したうえで指導範囲を決めます。

参考資料・情報の確認先

公式の制度・結果と、本記事の学習上の提案は区別して記載しています。受験手続は当該回の公式資料、大学の制度は所属大学の最新案内をご確認ください。

執筆・編集:Meg獣医師国試予備校 講師チーム

監修:岩崎 陽一(株式会社アクト 代表取締役)。医療系国家試験対策の指導に30年以上携わり、Meg獣医師国試予備校をはじめ医療系7部門の予備校を運営。

最終更新日:2026年10月30日/運営:株式会社アクト