獣医学部6年生の勉強法|卒業試験・研究と獣医師国試を両立する対策

Meg獣医師国試予備校|獣医学部6年生の卒試・国試対策

この記事の結論
獣医学部6年生は、卒業要件と国試の手続を確認し、卒業試験・研究・国試の予定を一つにまとめます。第78回獣医師国家試験は2027年2月16日・17日に実施され、願書の受付は2026年12月14日〜31日です。必須と学説・実地の弱点を分け、基礎の補強、過去問の復習、時間を測る演習を配分しましょう。

制度・数値の確認日:2026年10月30日(全国大学獣医学関係代表者協議会・農林水産省などの公表資料、当校受講料ページ)。学習計画・会話・計算例は、学習方法を説明するための提案例・架空例です。

卒業要件・研究・出願を先に予定に入れる

卒業試験がある場合は、範囲、評価方法、追試・再試験、卒業決定への影響を大学の案内で確認します。研究・論文・発表、必要単位など、卒業に関わる課題も同じ表に入れてください。国試の準備が進んでいても、大学の条件や手続の確認は別に行う必要があります。

第78回獣医師国家試験の主要日程(農林水産省の細目より)
項目 内容
障がい等による受験上の配慮の申出 2026年11月13日(金)まで(獣医事審議会事務局)
受験願書の受付 2026年12月14日(月)〜12月31日(木)※12月31日までの通信日付印のある簡易書留等に限る
受験手数料 13,900円(収入印紙を願書に貼付)
受験票の送付 2027年2月5日(金)までに送付
卒業見込で出願した人の追加提出 2027年2月8日(月)までに卒業証明書または卒業決定証明書を提出(未提出の場合は受験不可)
試験日 2027年2月16日(火)10:00〜17:20/2月17日(水)10:00〜15:30
試験地・場所 北海道(札幌コンベンションセンター)、東京(ビジョンセンターグランデ東京浜松町)、福岡(代々木ゼミナール福岡校)
合格発表 2027年3月11日(木)午前10時、農林水産省ホームページの報道発表資料で受験番号を掲示

卒業見込で出願した場合は、2027年2月8日までに卒業証明書または卒業決定証明書を追加で提出しないと受験できません。大学内の締切は公式の受付期間より早いことがあるため、証明書の依頼先と提出の流れまで確認しましょう。障がい等による受験上の配慮を希望する人は、申出期限が2026年11月13日です。日程の詳細は第78回の日程・試験会場・受験案内にもまとめています。

出典:農林水産省「第78回獣医師国家試験の細目」(2026年10月30日確認)

国試は必須と学説・実地を分けて課題を把握する

第78回の試験構成と第77回の合否判定基準
区分 問題数 第77回の判定基準
必須問題 50問 必要な補正を行って算出した点数の70%
学説A・B 各80問・計160問 学説・実地を合わせた総合点の60%(補正後)
実地C・D 各60問・計120問 (同上)

学習では総合得点だけでなく、区分ごとの到達度と不安定な範囲を見ます。必須の取りこぼしが多い場合と、症例を使う判断で止まる場合では、復習の方法が違います。合否判定は当該回の正式な基準で確認し、模試の判定や自分の素点を、そのまま本試験の合否と同一視しないようにしましょう。

第77回の合格率は新卒83.9%、既卒32.4%でした。過去の合格率から自分の結果を予測し続けるより、直近の演習と、根拠を説明できない問題をもとに今週の課題を決めましょう。

出典:農林水産省「第78回獣医師国家試験の細目」/農林水産省「第77回獣医師国家試験(令和7年度)の結果について」(2026年10月30日確認)

卒試前・卒試後・国試直前で配分を変える

卒試前は、卒業に必要な範囲と定着していない基礎に配分を寄せます。卒試と国試で共通する単元の復習記録を一つにまとめると、後で引き継ぎやすくなります。国試の基本確認も短く残し、卒試が終わったら、まだ確認していない範囲と実地の演習に時間を移します。

6年生の時期別の学習配分例
時期 確認する点 次の行動
卒試前 卒業要件と基礎の穴 共通単元を復習し、国試の短い確認を続ける
卒試後 残り期間と未確認の範囲 記録を引き継ぎ、学説・実地に配分する
国試直前 再発する誤答と時間配分 根拠の確認と本番を想定した演習
研究の締切前 必要な作業と提出条件 修正・発表準備の時間も確保する

国試直前は、新しい教材を次々に増やすより、根拠不明の正解と繰り返す誤答を整理します。必要な範囲は学習状況で異なるため、「直前は全員この科目だけ」とは決めません。

過去問・模試の復習を次の演習につなげる

正誤とともに、どの条件を見て選んだか、なぜ迷ったかを記録します。失点は、知識不足、似た事項の混同、読み落とし、時間不足などに分けます。解説を読んだ直後に解けただけで定着とせず、後日、資料なしで根拠を説明できるかを確かめてください。過去問の具体的な使い方は過去問の活用法と復習法で解説しています。

【説明用の架空例】実地問題で画像の印象だけから答えを選んだ場合

設問の要求、動物種や経過、観察できる所見、選択肢の違いを順に確認し、どこで条件を飛ばしたかを整理します。必要な画像が手元にないときは、文章だけで見えない所見を推測して答えを確定しないようにします。

受験生:卒試も研究も国試もあって、何から始めればよいか分かりません。

講師:まず締切と卒業条件を書き出し、今週動かせない予定を確認しましょう。共通の科目を別々のノートで復習しているなら、記録を一つにまとめて卒試後に引き継げるようにします。

※学習相談を想定した会話例です。実際の受講者の体験談ではありません。

一週間の調整と、相談を続ける

週の初めに卒試・研究の固定予定を入れ、その間に必須の確認、弱点の補強、時間を測る演習、誤答の再確認を置きます。週末は予定を達成できたかに加え、同じ原因の誤答が減ったかを見ます。未完了分を一括で翌週に移す前に、課題量と優先順位を見直してください。

  1. 卒業要件・研究・出願と証明書の手続の予定を確認する。
  2. 必須と学説・実地の課題を区分別に整理する。
  3. 復習・演習・再確認を週間予定に配置する。
  4. 週末に誤答と進捗を見て配分を調整する。

不安が強く学習が止まるほどのときは、一人で抱えず大学の相談窓口なども利用しましょう。Megでは完全マンツーマン指導と学習管理ツールによる進捗管理で、今の課題に合う学習順序と自習の量を相談できます。残り約半年で弱点を絞って立て直す半期コース(入学金55,000円、90分1コマ33,000円、いずれも税込)もあります。

出典:Meg獣医師国試予備校「受講料」(2026年10月30日確認)

まとめ

  • 第78回は2027年2月16日・17日実施。願書受付は2026年12月14日〜31日。
  • 卒業見込で出願した人は、2027年2月8日までに卒業証明書等の追加提出が必要。
  • 必須と学説・実地を分けて課題を把握し、卒試前後で配分を変える。
  • 復習記録を引き継ぎ、再確認と計画修正を続ける。

確認テスト|10問

各設問を押すと解答・解説が開きます。本文の要点を確かめるセルフチェックで、大学の成績評価や国家試験の実際の設問ではありません。

問1.計画の前に確認する大学の条件は?

解答・解説:卒業要件、試験、研究・提出物の期限などです。

問2.国試の手続の確認先は?

解答・解説:当該回の農林水産省の細目と、大学の案内です。

問3.第78回の願書受付期間は?

解答・解説:2026年12月14日(月)〜31日(木)です。

問4.卒業見込で出願した人の追加提出期限は?

解答・解説:2027年2月8日(月)までです。提出しないと受験できません。

問5.第78回の問題数は?

解答・解説:必須50問、学説160問、実地120問の計330問です。

問6.第77回の必須の判定基準は?

解答・解説:必要な補正を行って算出した点数の70%です。

問7.卒試前後の配分は固定?

解答・解説:日程・成績・残り期間で調整します。

問8.根拠不明の正解はどうする?

解答・解説:復習対象に含め、後日再確認します。

問9.画像がない問題で見えない所見を推測してよい?

解答・解説:必要な資料を確認し、不足した情報で答えを確定しません。

問10.週末に未完了課題をすべて翌週に追加する?

解答・解説:原因と優先順位を見て課題量を調整します。

よくある質問

Q. 卒試と国試は同じ勉強で対応できますか?

A. 共通する範囲はありますが、形式や対象が同じとは限りません。大学固有の課題と国試の課題を分けて予定に入れます。

Q. 第78回獣医師国家試験はいつですか?

A. 2027年2月16日(火)・17日(水)です。願書の受付は2026年12月14日〜31日、合格発表は2027年3月11日午前10時の予定です。

Q. 模試の判定が悪いと合格できませんか?

A. 模試だけで本試験の合否は決まりません。区分別の課題と残り期間をもとに、必要な学習を具体化します。

Q. 卒業見込なら出願後の手続は不要ですか?

A. 必要です。第78回では2027年2月8日までに卒業証明書または卒業決定証明書を追加提出しないと受験できません。

Q. 卒試や研究で忙しい時期も相談できますか?

A. Megでは日程と学習状況を踏まえて相談できます。大学の制度や研究の評価は所属大学に確認してください。

参考資料・情報の確認先

公式の制度・結果と、本記事の学習上の提案は区別して記載しています。受験手続は当該回の公式資料、大学の制度は所属大学の最新案内をご確認ください。

執筆・編集:Meg獣医師国試予備校 講師チーム

監修:岩崎 陽一(株式会社アクト 代表取締役)。医療系国家試験対策の指導に30年以上携わり、Meg獣医師国試予備校をはじめ医療系7部門の予備校を運営。

最終更新日:2026年10月30日/運営:株式会社アクト