獣医師国試の模試で点数が伸びない原因は?成績表の見方と弱点別の対策

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この記事の結論
獣医師国試の模試で点数が伸びないときは、総合順位だけでなく、必須と学説・実地を分け、問題ごとの失点原因を確認します。知識不足、取り出せない、混同、読み違い、時間不足では必要な対策が違います。模試の結果を次の1週間の課題へ変えることが、受験後の大切な作業です。

制度・数値の確認日:2026年10月20日(農林水産省の公表資料、当校受講料ページ)。学習計画・会話・計算例は、学習方法を説明するための提案例・架空例です。

模試の成績表はどこから見る?

最初に必須と学説・実地の得点を分けて見ます。次に科目・領域別の正答率を確認し、最後に問題ごとの選択と迷った理由を振り返ります。順位や偏差値は受験者集団の影響を受けるため、異なる模試の数字を単純に比較しないようにしましょう。

本試験は、第77回の判定基準のように必須(補正後70%)と学説・実地(補正後の総合点60%)が別々に判定されます。総合得点が上がっていても、必須の不安定さを見落とさないことが重要です。また、模試の判定や予測基準は、そのまま本試験の合否判定になるものではありません。模試主催者の説明も確認しましょう。

成績表を学習計画につなげる順序
見る順番 確認する項目 次の行動
1 必須/学説・実地の得点 対策が必要な区分を把握する
2 領域別・科目別の結果 弱点が集中しているか、広く抜けているかを確認する
3 設問ごとの正誤と確信度 根拠不明の正解も抽出する
4 時間配分と未解答 解答手順や練習量を見直す

出典:農林水産省「第77回獣医師国家試験(令和7年度)の結果について」(2026年10月20日確認)

点数が伸びない原因を問題ごとに分類する

同じ不正解でも、知らなかったのか、思い出せなかったのか、候補を区別できなかったのかを分けます。「勉強不足」の一言では、何を修正すればよいかが決まりません。正解しても根拠がない問題は、次回同じように解けるとは限らないため、復習欄に残します。

模試の失点分類
原因 確かめる質問 対策例
知識不足 解説の用語自体を説明できるか 基本事項を絞って確認する
取り出せない 解説を見たら知っていたか 資料を閉じて説明し、再演習する
混同 どの選択肢と何を取り違えたか 区別の条件を比較表にする
読解・条件の見落とし 設問の要求や動物種を読んだか 要求と条件を確認する手順を練習する
時間不足 どの工程で長く止まったか 時間を測り、保留して先へ進む練習をする

正答率の高い問題を落としたときは、多くの受験者が答えられた基本事項の確認に役立ちます。ただし、正答率が低い問題をすべて捨ててよいわけではありません。出題基準との対応、自分の理解度、他の問題にも関わる知識かを見て、復習の優先度を決めます。

模試後1週間の復習スケジュール

以下は復習の進め方の例です。大学の行事や模試の返却時期に応じて調整します。大切なのは、全問の解説を読み切ることだけを目標にせず、弱点を次の演習で確認するところまで進めることです。

模試後1週間の復習モデル
時期 やること 完成物
受験当日〜翌日 時間不足や迷った箇所を記録 受験直後のメモ
結果確認後の前半 区分別の集計と誤答分類 優先課題の一覧
週の中盤 基本事項の補強と類題演習 区別の表・根拠のメモ
週の後半 資料なしで解き直し 再発した誤答の記録
週末 次週の課題量と配分を調整 優先課題を絞った週間計画

受験生:成績が悪くて、次の模試を受けるのが怖いです。

講師:今回の数字だけで判断せず、次回までに変えることを決めましょう。たとえば「必須の混同を整理する」「症例で条件を先に読む」といった行動で確認します。

※学習相談を想定した会話例です。実際の受講者の体験談ではありません。

次の模試までに改善したかを確かめる

同じ模試を再度解いて点数が上がっても、答えを覚えている効果が含まれます。復習した論点を別の問題で使えるか、選択肢の違いを説明できるかも確かめましょう。次の模試では総合点とともに、同じ原因による誤答が減ったかを比較します。

  1. 今回の失点を原因別に分類する。
  2. 最優先の課題を少数に絞る。
  3. 演習と復習の方法を一つずつ変える。
  4. 別の問題で根拠を説明できるか確認する。
  5. 次の模試で、得点と誤答原因の両方を振り返る。

結果が横ばいでも、難易度や受験者集団が違えば単純には評価できません。一方、「毎回同じ論点を落とす」「復習したはずなのに説明できない」が続く場合は、学習方法の見直しが必要です。過去問を使った復習の方法は過去問の活用法と復習法も参考にしてください。

成績相談で伝えるとよい情報

成績表に加え、使用教材、最近1週間の予定、迷った問題のメモがあると、相談内容が具体的になります。「どの単元が苦手か分からない」場合も、そのまま伝えて構いません。点数の低さを隠すより、どこで考えが止まるかを共有することが課題整理に役立ちます。

Megでは模試の結果を授業と自学習の両方に反映します。必須の基礎、実地の読み取り、復習の習慣などを分け、現在の課題に合わせて学習配分を調整します。模試の判定をもとに合格を保証したり、反対に可能性を断定したりすることはありません。残り期間で区分別の弱点を立て直したい方は半期コースもご覧ください。

まとめ

  • 総合順位より先に、区分別・設問別に分析する。
  • 失点原因に対応する復習に切り替える。
  • 模試の判定は本試験の合否判定そのものではない。
  • 次回は点数だけでなく、同じ誤答の再発も確認する。

確認テスト|10問

各設問を押すと解答・解説が開きます。本文の理解と学習方法を確認するための問題で、国家試験の実際の設問ではありません。

問1.成績表で最初に見る区分は?

解答・解説:必須と学説・実地を分けて確認します。

問2.違う模試の順位をそのまま比較できる?

解答・解説:受験者集団や難易度が違うため注意が必要です。

問3.根拠不明の正解はどうする?

解答・解説:復習対象に含めます。

問4.失点を勉強不足だけで片づけてよい?

解答・解説:知識・取り出し・混同・読解・時間などに分類します。

問5.模試当日に残すと役立つメモは?

解答・解説:迷った箇所と時間不足の状況です。

問6.解き直しの高得点は必ず実力向上?

解答・解説:答えの記憶の影響も確認します。

問7.次の模試で点数以外に見るものは?

解答・解説:同じ誤答原因が減ったかです。

問8.正答率の低い問題はすべて不要?

解答・解説:一律には除外しません。

問9.模試の判定は本試験の合否と同じ?

解答・解説:同じではありません。

問10.相談に役立つ成績表以外の情報は?

解答・解説:教材、生活予定、迷った問題の記録です。

よくある質問

Q. 模試で何点なら合格できますか?

A. 模試の点数だけで本試験の合格を確約することはできません。模試主催者の説明と、区分別の到達度を確認します。

Q. 総合点が上がれば必須は見なくてよいですか?

A. 必須は別に確認します。総合点が伸びても必須が不安定な場合は対策が必要です。

Q. 正答率の低い問題は全部捨ててよいですか?

A. 一律には決めません。出題基準との対応や基本事項との関連、自分の状況から優先順位を判断します。

Q. 復習が終わらない場合はどうしますか?

A. 根拠不明の正解と誤答を分類し、優先課題を絞ります。新しい演習量も調整し、再確認までの時間を確保します。

Q. 判定が悪くても相談できますか?

A. 相談できます。Megでは成績表と学習状況から、残り期間で優先する課題を整理します。

参考資料・情報の確認先

公式の制度・結果と、本記事の学習上の提案は区別して記載しています。受験手続は当該回の公式資料、大学の制度は所属大学の最新案内をご確認ください。

執筆・編集:Meg獣医師国試予備校 講師チーム

監修:岩崎 陽一(株式会社アクト 代表取締役)。医療系国家試験対策の指導に30年以上携わり、Meg獣医師国試予備校をはじめ医療系7部門の予備校を運営。

最終更新日:2026年10月20日/運営:株式会社アクト