獣医師国試対策ガイド|試験概要・合格基準・勉強法・予備校の活用まで

Meg獣医師国試予備校|獣医師国試対策の全体像

この記事の結論
獣医師国試対策は、試験の仕組みと日程を押さえたうえで、必須問題と学説・実地問題を分けて現状を把握し、演習・復習・計画修正を繰り返すことから始めます。第78回は2027年2月16日・17日に実施され、出願は2026年12月14日〜31日です。必要な学習は理解度や卒業試験の日程で変わるため、まず自分の得点と学習状況を確認しましょう。

制度・数値の確認日:2026年10月20日(農林水産省の公表資料、当校受講料ページ)。学習計画・会話・計算例は、学習方法を説明するための提案例・架空例です。

獣医師国試とは?試験の全体像を押さえる

獣医師国家試験は、獣医師として必要な知識と技能を確認する国家試験で、農林水産省(獣医事審議会)が実施します。受験資格の中心は「大学の獣医学の正規の課程(6年制)を修めて卒業した者」で、2027年3月31日までに卒業見込みの人も含まれます。大学の卒業試験と国家試験は別の試験なので、両方の予定と手続を確認しておきます。

第78回の試験構成(全330問・マークシート方式)
区分 問題数 出題内容(出題基準の別表より) 準備の着眼点
必須問題 50問 獣医療の基本的事項と、他の3カテゴリのうち獣医師に不可欠な重要事項 基本事項の取りこぼしを減らし、得点を安定させる
学説A 80問 獣医療の基本的事項・獣医学の基本的事項 法規・倫理と基礎科目を関連づけて整理する
学説B 80問 衛生学に関する事項・獣医学の臨床的事項 衛生・公衆衛生と臨床の知識を結びつける
実地C 60問 原則として衛生学・臨床的事項の症例・事例に関する基本的かつ重要な事項 症例や事例から必要な情報を読み取る
実地D 60問 原則として衛生学・臨床的事項の症例・事例に対する対処方法等の総合的な事項 診断・検査・対処まで判断をつなげる

出典:農林水産省「第78回獣医師国家試験の細目」/獣医事審議会「獣医師国家試験出題基準(令和7年度改正)」(2026年10月20日確認)

第78回の日程と受験手続を先に確認する

学習計画を立てる前に、出願と試験の日程をカレンダーに入れておきましょう。特に6年生は、卒業見込証明書で出願した場合の追加提出期限が卒業試験の日程と関わります。

第78回獣医師国家試験の主要日程(農林水産省の細目より)
項目 内容
障がい等による受験上の配慮の申出 2026年11月13日(金)まで(獣医事審議会事務局)
受験願書の受付 2026年12月14日(月)〜12月31日(木)※12月31日までの通信日付印のある簡易書留等に限る
受験手数料 13,900円(収入印紙を願書に貼付)
受験票の送付 2027年2月5日(金)までに送付
卒業見込で出願した人の追加提出 2027年2月8日(月)までに卒業証明書または卒業決定証明書を提出(未提出の場合は受験不可)
試験日 2027年2月16日(火)10:00〜17:20/2月17日(水)10:00〜15:30
試験地・場所 北海道(札幌コンベンションセンター)、東京(ビジョンセンターグランデ東京浜松町)、福岡(代々木ゼミナール福岡校)
合格発表 2027年3月11日(木)午前10時、農林水産省ホームページの報道発表資料で受験番号を掲示

既卒者が大学を経由して出願する場合は、獣医学課程を修めて卒業した大学経由に限り受け付けられます。持ち物や注意事項は「受験上の注意」を含む当該回の公式資料で確認してください。日程の詳細は第78回の日程・試験会場・受験案内でも整理しています。

出典:農林水産省「第78回獣医師国家試験の細目」(2026年10月20日確認)

合格基準は必須と学説・実地を分けて理解する

第77回の合否判定基準は、必須問題が「必要な補正を行って算出した点数の70%」、学説A・Bと実地C・Dが「必要な補正を行って算出した総合点の60%」でした。必須と他の問題は別々に判定されるため、どちらか一方の高得点で他方を補うことはできません。第78回の基準は、その回の正式な発表で確認します。

第77回の合否判定基準
判定の対象 基準
必須問題(50問) 必要な補正を行って算出した点数の70%
学説A・B+実地C・D(280問) 必要な補正を行って算出した総合点の60%

必須が不安定なら短い確認演習を継続します。一方、必須だけを繰り返して実地を避けると、学説・実地の総合点が伸びません。演習では区分別の正答率と、根拠を説明できなかった問題数を別々に記録すると、時間配分を判断しやすくなります。

出典:農林水産省「第77回獣医師国家試験(令和7年度)の結果について」(2026年10月20日確認)

6年生と既卒生では学習の組み立て方が違う

立場別の学習設計例
状況 先に把握すること 学習の組み立て例
6年生 卒業試験・実習・研究室の予定、卒業見込での出願手続 大学の課題と重なる範囲から復習し、国試演習を毎週少しずつ継続
既卒・再受験生 前回の区分別得点、生活時間、失点の原因 失点の多い領域を整理して週間計画を作り直す
直前期からの対策 残り期間、基準に届いていない区分 教材を絞り、必須の基本事項と再発する誤答を優先

同じ「時間が足りない」でも、予定を詰め込みすぎている人と、難問で長時間止まっている人では対処が異なります。学習時間だけで評価せず、予定した課題が終わったか、間違えた問題を後日自力で解けたかを確認しましょう。

受験生:教材が多すぎて、どこから始めるべきか分かりません。

講師:直近の演習を、必須・学説・実地に分けて見ましょう。教材を増やす前に、どの区分で、どのように間違えているかを整理します。

※学習相談を想定した会話例です。実際の受講者の体験談ではありません。

過去問・模試・学習管理をひとつの流れにする

過去問は出題内容と自分の理解のずれを探す材料、模試は時間制限のある状況でその理解を使えるかを確かめる機会です。正解しても根拠が曖昧な問題は復習対象に含め、誤答の理由を「知らない」「混同した」「読み落とした」「時間不足」に分けます。過去問の具体的な使い方は過去問の活用法と復習法で解説しています。

  1. 現状確認:直近の演習・模試・卒業試験の結果を区分別に整理する。
  2. 優先順位:必須の不安定さと、学説・実地の弱点を確認する。
  3. 週間計画:新しい演習、誤答の復習、再確認の枠を確保する。
  4. 実行・記録:正誤だけでなく、迷った理由を短く残す。
  5. 見直し:週末に終わった課題と再発した誤答を確認し、次週を調整する。

解説を読んだ直後の理解と、数日後に自力で答えられる状態は同じではありません。再確認の機会を計画に組み込むことが、教材を「終える」作業を得点につながる学習に変えるポイントです。

独学の課題に合わせて予備校を活用する

自分で計画・演習・修正を続けられる人は、その方法を軸にできます。一方で、説明を読んでも分からない、同じ誤答が続く、予定が繰り返し崩れるといった場合は、第三者に学習過程を見てもらう選択肢があります。予備校を選ぶ際は、授業形式に加えて、質問対応や授業外の進捗確認の方法も確認します。

Meg獣医師国試予備校は、獣医師・専門講師による完全マンツーマン指導と、独自の学習管理ツールによる進捗管理で、基礎理解から国試演習まで支援します。研究室やポリクリ(臨床実習)、卒業試験の予定に合わせた計画づくりにも対応しています。相談の際は、成績表と使っている教材を用意すると話が具体的になります。コースの詳細は獣医師国家試験対策コースをご覧ください。

まとめ

  • 第78回は2027年2月16日・17日実施、出願は2026年12月14日〜31日。
  • 必須と学説・実地は別々に判定されるため、区分別に現状を把握する。
  • 過去問の誤答を、次の復習と後日の再確認につなげる。
  • 卒業試験・生活予定に合わせて週間計画を修正する。

確認テスト|10問

各設問を押すと解答・解説が開きます。本文の理解と学習方法を確認するための問題で、国家試験の実際の設問ではありません。

問1.第78回の問題数は全部で何問?

解答・解説:330問です。必須50問、学説160問(A・B各80問)、実地120問(C・D各60問)です。

問2.必須と他の問題は一つの合計点だけで判定される?

解答・解説:いいえ。第77回の判定では、必須と学説・実地に別々の基準が設定されています。

問3.第78回の願書受付期間は?

解答・解説:2026年12月14日(月)〜12月31日(木)で、12月31日までの通信日付印があるものに限られます。

問4.過去問に正解すれば復習は不要?

解答・解説:根拠が曖昧な正解も復習対象です。

問5.勉強時間だけで学習の進みを判断できる?

解答・解説:できません。課題の達成と、後日自力で解けるかを確認します。

問6.6年生が先に確認する予定は?

解答・解説:卒業試験、実習、研究室と、卒業見込での出願手続の予定です。

問7.既卒生が最初に振り返る材料は?

解答・解説:前回の区分別の得点と、学習方法・生活時間です。

問8.解説を読んだ直後の正解は定着の証明?

解答・解説:直後だけでは不十分です。後日もう一度確かめます。

問9.第78回の試験地は?

解答・解説:北海道・東京・福岡の3か所です。

問10.受験手続の最終確認先は?

解答・解説:農林水産省が公表する当該回の公式資料です。

よくある質問

Q. 獣医師国試は独学でも対策できますか?

A. 可能ですが、自分で理解度を判断し、復習と計画修正を続ける必要があります。説明できない事項や同じ誤答が続く範囲は、大学の教員や専門講師への相談も検討しましょう。

Q. 第78回獣医師国家試験はいつですか?

A. 2027年2月16日(火)・17日(水)の2日間です。願書の受付は2026年12月14日〜31日、合格発表は2027年3月11日午前10時の予定です。

Q. 国試対策はいつから始めるべきですか?

A. 必要な準備期間は基礎理解と生活予定によって異なります。6年生になるまで待つ必要はなく、低学年の基礎科目の理解も将来の国試対策につながります。

Q. 必須が得意なら実地だけ勉強すればよいですか?

A. 必須の定着を定期的に確認しながら、学説・実地の弱点に時間を配分します。一時的に高得点だった区分も、完全には止めない方法をおすすめします。

Q. 既卒生もオンラインで相談できますか?

A. Megでは既卒生にもオンラインで対応しています。前回の結果と現在の学習状況をもとに、必要な指導内容をご相談いただけます。

参考資料・情報の確認先

公式の制度・結果と、本記事の学習上の提案は区別して記載しています。受験手続は当該回の公式資料、大学の制度は所属大学の最新案内をご確認ください。

執筆・編集:Meg獣医師国試予備校 講師チーム

監修:岩崎 陽一(株式会社アクト 代表取締役)。医療系国家試験対策の指導に30年以上携わり、Meg獣医師国試予備校をはじめ医療系7部門の予備校を運営。

最終更新日:2026年10月20日/運営:株式会社アクト